今日の授業の反省(中3数学 平方根と式の値)【2021/05/13】
塾講師やってもう何年だろう。(バイト時代も含め多分7年目)
授業力は、まだまだ。
日々、反省を繰り返す。
そういえば、教育実習行ったときの先生が言ってたな。
「納得のいく授業なんて年に数回だけ。授業して反省して、それの繰り返し。」
教師歴10年以上のベテランの先生がおっしゃっているのだから、すごく深みのある言葉。
自分もこの言葉を大切にして、普段授業してるけど・・・
全然授業がうまくなった気がしないや・・・
今日は、授業で扱った問題を書いてみる。
[問題] のとき、 の値を求めなさい。
愚直に に を代入して計算すれば答えが分かるわけだが、結構大変な計算になる。なので、工夫が必要になる。
この問題、解き方が3通りある。それぞれの問題に適した解法を選ぶことが重要なのだが、どのように伝えるべきか。
(解法1)
[考え方] 与式を因数分解してから代入する。
(与式)
この解き方、模擬テストや入試でもたまに見られる。与式が綺麗に因数分解できるとき、因数分解してから代入すると、綺麗に値を求めることができる。この解き方、結構好きb
(解法2)
[考え方] 最初の2項を共通因数でくくった後、 を代入する。
(与式)
この解き方は、教科書や問題集に載っている解き方。与式が因数分解できない時にも有効。ただ、この発想、初見で思いつく生徒はどれだけいるのだろうか。そして、説明して納得してくれる生徒はいるのだろうか。
「やり方が分かった。ただ、なぜこの方法で解くの?」といわれたら、うまく説明できる気がしない。
「にを代入すると和と差の積の公式が使えるから」で、納得してくれるだろうか。
「和と差の積が使えると、先を見据えて変形してるんだよ。」と。
普通の人は、この和と差の積は見えない気がする・・・
(解法3)
[考え方] 条件式を変形する。
(条件式)⇔
⇒
⇔
あっさり。この解法、与式が3次以上の式でも使えるから汎用性があって好き。
だけど、中学数学ではなかなか扱わない。等式を両辺2乗という考えが難しいのだろうか。この解法は(解法2)と同様、与式が因数分解できない式でも式の値を求めることができる。
ただ、条件式を変形するという考えは難しいかも。
今日、この3つの解法を解説した訳だけど、生徒は難しそうな顔をしていた。
説明する側のスタンスはどのような感じが良いのだろうか。
(解法1)が使えるときは(解法1)で。無理な時は、(解法2)or(解法3)で解きやすい解法を選ぶ感じか。
(解法2)と(解法3)の使い分けの基準はどんなだろう。
ん~・・・
眠くなってきたので、今日はここまで。